ケアトレ厳選! 介護福祉士資格
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共感と受容

ロジャースの定義による共感とは、「相手の私的な世界を、あたかも自分自身のものであるかのように感じ取ること」であり、「しかも、この“まるで・・・のように(as if)”という性質を失わないこと」です(Rogers,C.R.1975)。つまり共感とは、相手の気持ちに理解を示し、付き添うことであり、相手と同じ感情を抱くことではありません。共感するためには、相手の気持ちを否定したり批判したりせず、ありのままに受容することが大前提となります。
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問題文

【事例】
Aさん(78才、女性)は介護老人福祉施設で生活している。脳血管障害(cerebrovascular disorder)による左片(ひだりかた)麻痺(まひ)で、杖(つえ)を使って歩行し、自力で移動していた。Aさんは、廊下や食堂でいつも職員や他の利用者に声をかけ、誰にでも気遣う人だった。ある日、食堂のいすに足が触れて転倒して、捻挫の痛みで歩くことができなくなり、車いすでの移動になった。捻挫は1週間ほどで完治したが、Aさんは徐々に口数も少なくなり、「歩くことが不安だ。周りに迷惑をかけてしまう」と言い、何に対しても消極的な様子がみられた。


Aさんに対する介護福祉職の関わりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。

( 2017年 人間の尊厳と自立 より出題 )
  • (1)Aさんは口数が少ない様子なので、できるだけ話しかけないように心がける。
  • (2)Aさんの自立を考えて、再び歩くことができるように何度も声をかける。
  • (3)仲の良い利用者に、頑張って歩くように励ましてもらう。
  • (4)Aさんの担当の介護福祉職に再び歩くよう説得してもらう。
  • (5)食堂のテーブルやいすの配置を見直して、一緒に歩いてみようと働きかける。