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ICIDHとICF

ICFは、2001年にWHO(世界保健機関)によって発表された新しい障害概念です。これにより、障害のマイナス面だけでなくプラス面も含む中立的な概念によって分類されるようになりました。これ以前は、ICIDH(国際障害分類)により、機能障害、能力低下、社会的不利の3つの概念で障害は整理されていました。プラスマイナス両面を捉えるICFに対し、ICIDHは障害を持つ人のマイナス面を強調する側面を持っていました。また、個人の障害のみを見ていたICIDHに対して、ICFでは心身機能・身体構造、活動、参加などを包括した「生活機能」は、健康状態と背景因子(環境因子と個人因子)と相互に作用すると考えます。
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問題文

Eさん(67歳、女性、要介護3)は、1年前、くも膜下出血(subarachnoid hemorrhage)で倒れて、左片(ひだりかた)麻痺(まひ)、体幹機能の低下が残った。排泄(はいせつ)訓練(くんれん)を目的として介護老人保健施設に入所した。 入所時のEさんは、不自由でも、右手でベッド柵を掴(つか)んで起き上がることやベッドの端に座ることはできたが、立位保持はできなかった。おむつを着用しているが、「おむつは嫌」と自分の気持ちを訴えていた。医師は着脱と拭く行為には介助が必要だが、車いすから便座に移ることは可能であると判断した。 F介護福祉職はアセスメント(assessment)を行い、本人の思いを考慮して介護計画の短期目標を、「車いすから便座に移り排泄(はいせつ)する」と設定して、評価日は1か月後とした。理学療法士と連携して、トイレで移乗のための立位訓練を始めた。


ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)に基づいて情報を分類する場合、Eさんの「能力」(できる活動)に該当するものとして、適切なものを1つ選びなさい。

( 2017年 介護過程 より出題 )
  • (1)右手でベッド柵を握る動作
  • (2)ベッド上での座位の保持
  • (3)手すりを使っての立位の保持
  • (4)「おむつは嫌」という気持ちの表出
  • (5)車いすから便座への移乗